知りたくないの
人間は、何も知らないのが一番しあわせなのではないだろうか?
という、ある男の子が中学の卒業文集に書いた言葉をふと思い出しています。
その文集には、頭の中がからっぽで知識ゼロの人間のイラスト(イラストの人の頭の中がなんもなしに描かれていた)と
頭の中が知識だらけの人間のイラスト(頭の中が英語や数字や漢字などで埋め尽くされて描かれていた)が
描かれていました。
その男の子が描いたものなのだけど
頭の中がからっぽで知識ゼロの人は、とてもしあわせに微笑んでいて
頭の中が知識だらけの人は、なんとも気難しく憂鬱そうな顔をしていました。